機能テスト
システムやメールフォーム、JavaScriptなどを利用しているページについて、どのようなものが存在し、どのように機能するのか把握した上で、きちんと機能するかテストする必要があります。ここではそのテスト方法と残すべきドキュメントについてまとめています。
一覧
まずは自社サイトにどのような機能があるかを把握します。CGIなどのプログラムページとページの中で使われるJavascriptの2つを一覧し、正常な場合の動きとテスト方法を記述します。
システムの仕様
システム導入時に必要な仕様ドキュメントと、運用時に必要な仕様ドキュメントは違います。導入時のテスト項目だけでなく、運用時の正常稼働確認のテスト方法もシステム担当またはシステム会社に聞いておきましょう。
フロー
機能テストをする場合のフローは下記の通りになります。
- 想定しているデータ入力などを行い完了画面までたどりつくかか確認する
- データベースやメールなど、画面以外のデータが正常に更新されているか確認する
- 異常な操作を行いエラー処理が正常に機能するか確認する
- 結果を記録する
入力機能テスト
機能テストで最も手間がかかるのがこの入力テストです。複雑な仕組みの場合はテストツールなどを使ってブラウザをエミュレートしたツールにより入力機能テストを行う必要もあります。
主な機能テスト内容は、指定範囲外のデータを入力された(直接スクリプトにポストした場合も含む)場合に、プログラムが正常にエラー処理をするかです。各入力ボックス毎にプログラムが受け付けるデータの範囲は明確化させておき、実際に指定範囲外のデータを入れた際のエラーメッセージを確認します。
環境
Mac、Windows、携帯電話などハードウェア、ブラウザなどのソフトウェアの環境により動かなくなるものが多数あります。プログラムが想定してる環境がどのようなものかも把握し、できる範囲でテストを行い記録を残しましょう。
想定外のアクセスがされ、プログラムなどが正常に稼働しない場合はあらかじめページ内にその旨を記述しておきましょう。
運用
機能テストはシステム納入時のみでなく、日々の運用の中でも定期的に行う必要があります。テスト項目を明確化させ、定例チェックシートを作りましょう。
想定負荷
システムはどんな状況でも動くというものではありません。どれぐらいのアクセスがされるページに配置するのかにより動きが違いますので、あらかじめ想定した負荷を知っておいた方がいいでしょう。
成果物・制作資料・レポート・ドキュメント
- テスト結果
- システム運用ドキュメント
- システム仕様書