ページ分け(情報デザイン)
サイト企画を基に、サイトに掲載する情報をより明確にする作業を行う必要があります。ページごとのタイトル、ページ内タイトル、リンクテキスト、見出し文字などを確定する作業です。ここではその作業をどのような考えで進めるべきかまとめてあります。
ページタイトルを決める
まずはサイトマップに従いページタイトルを決めます。サイト企画において仮サイトマップができている状態から、全体のバランスと検索エンジンから入力されるキーワードなどを考慮してタイトルを決めます。タイトル自身はページ内に表示されるリンクテキストやページ内タイトル、トピックパスなどと同じにする必要はありませんが、一般に見て違うことを指し示していない様にします。また、検索結果に表示されるものなので、サイト名や会社名を入れるべきかも検討します。
ページ内で使われるタイトル(通常は見出し1)を決める
ページ内で一番目立つところに記述されるのがページ内タイトルです。人がまず最初に見る部分ですので、わかりやすい言葉を使う必要があります。
メニューからリンクされるリンクテキストを決める
次はメニューからリンクされる際に使うテキストを決めます。通常はページ内タイトルと同じなのですが、メニューのスペースの関係上文字数を短くしたり、略して表示することもあります。ただし、リンクテキストは検索エンジンからも評価されますので、キーワードになりうる言葉の場合はなるべく省略しない方がいいでしょう。
ファイル名を決める
タイトルが決まったらそれに合うファイル名を決めます。運用を考え、カテゴリー別に別フォルダーにしたり、ファイル名の頭にカテゴリーが分かる言葉を付けておくことが必要です。
ここまでの3つのタイトルとファイル名はサイトマップに追加しておきます。エクセルなど表計算ソフトで並んで表示してあると、実際のサイトマップのリンク作成やメニュー作成の補充ツールになります。
ページの概要
次はページの概要を記述します。ページ毎に分かれたコンテンツシートを作り、そこにページの概要を100文字程度で記載します。これがそのまま親ページからの誘導センテンスになったり、HTMLヘッダのmeta情報(ディスクリプション)になったりしますので、企画の内容を考慮して時間をかけて作ります。
想定閲覧者と伝えたい情報
ページの概要を記述する際、企画からそのページを閲覧してもらいたいターゲット層や伝えるべきポイントなどを別項目に記載します。
関連キーワード
ページ内に入れるべきキーワード、前後のページのキーワードなどを入れておき、コンテンツ制作者への素材とします。SEO的に絶対に必要なキーワードについてはその旨もわかる様にしておきます。
ページの親子関係を明確化
ページには情報そのものを伝えるページと情報ページへ誘導する為のナビゲーションページ(親ページ)、そしてその中間のページがあります。親ページには何を記述すべきかを決めておかないと、コンテンツのないページとなってしまいます。その為ページの役割を明確化させておきます。
複数の親を持つ可能性
情報提供ページが複数のページからリンクされている場合、そのことを意識していないと、一方からの続きのページになってしまいがちになり、別のページのリンクからきた際、不自然な情報となってしまいます。サイトマップでは現れないサイト内リンクはこのコンテンツシートで明記します。
関連が深いページ
親子関係はないが、ページ同士のつながりが強い場合はその旨も明記しておきます。例えばプレスリリースの製品発表ページと実際のページとの結び付きなど、最終的に相互リンクが張られると思われるものはあらかじめ記しておきます。
カテゴリーの共有化
複数のカテゴリーがあり、その中に商材の説明がある場合などは、閲覧者はそれぞれのカテゴリー内のコンテンツに同様の項目があるとを期待します。その為複数カテゴリーがある場合はなるべく体裁を整えて共有化する必要があります。
検索機能の検討
ページ数が多く、階層が深い場合、目的のページになかなかたどりつけなくなる可能性があります。その為、サイト内検索機能が必要かをこの段階で検討しておきます。
データベースの検討
情報量が多く、内容が型にはまりやすい場合はデータベース化する必要性も検討します。
成果物・制作資料・レポート・ドキュメント
コンテンツシートの作成(ラフ)