アクセス解析結果
調査フェーズにおけるアクセス解析の使い方には大きく分けて2つあります。一つは特定の仮説に対して実際にどうであったかを知る為の目的別解析。もう一つはアクセス解析結果の一覧から特異点を見つけて、課題を導き出す解析からの気付きです。ここでは後者のアクセス解析からの気づきのノウハウを理解します。
全体統計から
まずはトータルアクセス数、訪問者数に注目しましょう。こちらは特定期間のみの解析結果を見ても気づきは得られません。同じ期間分解析した、さらに過去の解析結果と比較することにより変化が見えてきます。トータルアクセス数を訪問者数で割ると1人あたりの閲覧ページ数が表示されます。こちらも把握しておき、他のプロモーション効果を測定する際の閲覧ページ基準値として使います。
閲覧されたページ(ページ別アクセス)から
アクセス解析の基本はページ別閲覧数です。どのページがどれぐらい閲覧されているかが各ページの成績表となります。こちらも別の時期と比較することにより変化がわかります。
最初に閲覧されたページの統計から
上記のページ別アクセスでは内部アクセスと外部アクセスの両方が含まれていますので、何が原因で増減したかわかりません。そこで、最初に閲覧されたページを確認します。検索エンジンの結果更新や新たなリンク元の獲得があったり、リンク元のページが注目され、その結果自社へのアクセスが増えるといった変化を把握するには、閲覧されたページのうち外部から最初にアクセスされたページの統計を確認するとよくわかります。
被リンクから
リンク元(被リンク)が増えていないか、どんなところからリンクされているのかを確認し、自社に有益かを確認します。
検索エンジン経由のアクセスから
現在どのようなキーワードで多くアクセスされるかを確認します。想定したキーワードでのアクセスであれば問題ありませんが、予想外のキーワードの場合もありますので、不思議に思った場合は検索エンジンの結果も含めて確認する必要があります。
特定広告経由のアクセスから
広告経由のアクセスも可能であれば解析します。広告経由でない通常の場合とどれぐらい違うかも把握できるように、訪問者の平均ページ閲覧数や目的ページへのコンバージョン率などを解析します。
成果物・制作資料・レポート・ドキュメント
- サイト現状調査レポート(アクセス解析より)